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2009年6月28日 (日)

小犬とSF地区住宅事情とマインドセットー4

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前回英語問題の解答は記事の最後です。今週も英語の問題を記事の最後の最後に出しますよ。

壁のコンセントを直してもらうために、大家のご家族が貸家に入ることにオーケーしたのですが、生後6週間の子犬を連れて歩くわけには行きませんので、キッチンにしつらえた据え置き式の檻の中に残したままワイフと私は出かけていました。ソケットはなおりましたので、このできごとは忘れていたのですが、2—3日して夕方5時頃にドアをノックする音が聞こえます。誰だろうと思ったら大家さんのエリザベスです。

何の用かと思ってドアを開けていつものように入ってもらうよううながしたのですが彼女は入ろうとしません。多少言いにくそうに、「契約は読んでもらっていると思うが、ペットは鳥かごに入れた小鳥3羽だけという条件だった。犬を飼うのは契約違反だ。」という話を切り出されました。80歳をこえた人がわざわざ借り手の家にきて話をするのですから契約はたぶんそうなっているのでしょう。動揺を見せたくなかったので、平静を装っていましたが、頭をよぎったのは「しまった契約書を読んでおけばよかった。」という独り言でした。

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アパートの場合ペット不可という条件はよくあります。常に商品としての室内を清潔に保っておこうということだとだれだったかアメリカ人の説明を聞いたことがあります。この時思ったのは「おおむねの動物はきれい好き。ペットを汚らしくするのはオーナーの問題だ。ペットといてアパートを汚すような人はペットがいなくても室内が汚れるのを何とも思わない。」と感じたことを覚えています。

自分のことになるとは思わないのでこんな気楽な感想が持てるのであって、自分のこととなるとパニックです。そもそも契約書をよく読んでおけば問題なかった筈なのですが、読んでいませんでした。大家のオーケーを取らなくても大丈夫かなという考えが頭をよぎったことはありましたが、多忙だったこともあり、アパートではなくて貸家だったので「大丈夫だろう」というのが最終的な結論でした。ペットの小鳥はオーケーという不動産屋の話だったので、ペットはオーケーという拡大解釈していたのも事実です。ワイフはいまだにこのロジックを持ち出します。自己弁護です。

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さて大家さんはどうしたいのでしょうか? すぐに追い出されるのでしょうか? さて困りました。大家さんがつけた条件は「1月以内にどうするか決めてほしい。」条件は「犬を処分する(つまり貸家の中で飼わない)」か「1年間の契約期間中は家賃を400ドル/月引き上げに同意する」か「(犬と一緒に)退去する」かの三択でした。さあどうしましょう。

先週の英語の回答です。壁の電気コンセントは英語では「Wall Utility」「Electric Wall Utility」「Utility Socket」などと言います。「Utility Societ」が日本語の語感と最も似ていますが、電話のプラグかもしれませんので注意が必要です。直訳の「Electric Consent」では意味が通じません。カタカナだからといってそのまま英語になるとは限りませんので要注意です。

今回の問題ですが、記事の中で問題になった「契約違反」は英語ではなんと言うでしょう? 日本ではビジネス以外あまりなじみがないかもしれませんがアメリカでは日常必須の表現です。

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2009年6月20日 (土)

小犬とSF地区住宅事情とマインドセットー3

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最初に入ったブリーダーからの連絡は、スピッツは育てているものの、ベビーが生まれるのは早くて7月頃になるというもので、私のワイフはがっかりしていました。1週間ほどたって別のブリーダーから、生後2週間のポピーが2匹いる、4週間でピックアップできるとの電話がありました。ブリーダーの場所もベネシアとサンフランシスコ空港から北北東、車で2時間足らずの場所だったので早速ベビーに会いに行ってみることにしました。

ポピーの父親とポピーを見て、私とワイフはすぐに気に入りました。ブリーダーのスーザンによれば、ポピーが生まれて6週間は母親と一緒にいる必要があり、引き渡しができるのは4週間後になるとのことでした。受け取りができる次期になったら改めて連絡してくれるということでしたので、楽しみにして待つことにしました。

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3週間ほど立ってスーザンから電話があり、4月7日に受け取りに行くことになりました。2匹のうち1匹はオースチン・テキサスに送られることが決まっているが二者択一はスーザンにまかされているので、お好きな方を選んで下さいということでした。どちらのポピーもかわいかったのですが、鼻先がとがった、きつね顔のポピーが利口そうだったので、そちらにすることにして、Xue Er, 英語名“Snow”とすることとしました。

Xue Er (シエ・アーと発音します。中国語で雪)と名付けました。部屋の隅々までなめて歩くことやときどきカーペットの上でミステーク(おもらししてしまう)する、電源コードを2本食いちぎる以外、スノウは大きな問題もなく育ちました。きつね顔の方をもらってきたはずなのですが、大きな黒い目をみはってこちらを見ている顔は熊の子供に見えることもあります。とにかくかわいいのでワイフも私も気に入り、ねこかわいがりならぬいぬかわいがるをしていました。

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ある週末、お米を炊こうとしていたらバチッという大きな音がして壁の電源ソケットから煙が出てきました。同じソケットに電源をつないでいたコーヒーメーカのスイッチを試してみましたが電源が入りません。ソケットが焼けたようだったので、自分で修理しようかとも思いましたが、メインのブレーカーがどこになるのか知りませんし、賃貸の家を変にいじって後で問題になるのも嫌だったので、大家のエリザベスおばあさんに電話をして修理を頼むことにしました。

当然のことですが、エリザベスおばあさんと息子のアンジーさんが入って、メインブレーカーと壁のコンセントを直してくれることになりました。たまたま外出しなければならなかったので、アンジーさんが来次第、合鍵で入ってもらって、修理してもらってよいと話をしました。その日の夜遅く帰宅してコーヒーメーカでコンセントをテストすると、電気がちゃんと入り、コンセントも新しくなっていました。漏電や火災の問題もなさそうです。

この日、壁のコンセントの修理のためにエリザベスとアンジーが我々の家に入った時、スノウはキッチンに設置した据え付け式のおりの中にいたのですが、これがこの時には思いもしなかった大きな問題に発展することになりました。

ところで「壁のコンセント」英語で言えますか? 回答は次回記事のお楽しみ。

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2009年6月13日 (土)

小犬とSF地区住宅事情とマインドセットー2

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できごとの発端は昨年10月一軒家の賃貸に移り住むことを決定した頃にさかのぼります。もちろん住環境の快適さやビジネス上の便利さなどもありましたが、私のワイフは一軒家に住んだらしたいことのリストというのを作りました。朝7時までには起きてジョギングするとか絶対に守らないと当時から思われた項目もありましたが、この中に「犬を飼いたい」というものがありました。私もワイフも犬は飼ったことがなかったし、犬を連れて週末の散歩もよかろうと思い、同意することにしました。これが今回2ヶ月に渡る騒動の原因なんです。

現在例のサブプライム・ローンの問題で銀行の融資活動は冷えきっており、住宅市場は販売、賃貸ともに超低調です。私たち家族が移り住んだ一軒家も場所、安全性、レントと条件面では非常によかったのですが、住宅市場を繁栄して長らく借り手がいなかったのか、街の広告を見て不動産屋に電話したらあっというまに決まりました。アメリカでは日本と違い貸し主によって条件が違う場合が多いので、契約書には目を通しておく必要があることは良くわかっており、前回も前々回も契約内容は頭に入っていました。

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今回も契約書をもらった際に目を通す必要があるという意識はあり、週末にでも時間を作って読もうと思っていたのですが、この時期はメキシコ出張などと重なりそのまま内容を確認せずに放置していました。言い訳ですが賃貸契約時に「重要事項説明」もそこそこにタバコは家屋の外で吸って下さいなど一般的な説明があっただけでしたのであまり問題はないと考えていたこともあります。早く借り手を決めたいのかなというのが印象でした。

年が改まって2009年になり、(ここしばらくいつも元号を忘れます。税金の際など必要なのですが。日本は平成21年ですよね?)ワイフのリストに基づき犬を探そうということになりました。どんな犬が欲しいか話し合ったところ、白い中型犬が欲しいと。この類いのサーチでは地域的にも情報的にもインターネットが抜群に便利になっています。キーワードで情報検索できますから。白いと言えばポメラニアンなどいろいろな犬がありますが、白くて中型犬ということで、なぜかスピッツを思い浮かべました。私が子供の頃に近所のご家族が飼っていたのを思い出したりしました。ワイフがあまり他人が飼っていない種類が欲しいと言い出したこともあり、スピッツを中心のキーワードで探すことにしました。

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当初のサーチはサンフランシスコ、カリフォルニア、西海岸と地域限定して探してみたのですが、スピッツを扱っているブリーダーはあまりいません。フェースブックなどのSNSで問い合わせを出してみたりしたのですが、驚いたことに犬好きの人たちの中でもスピッツという種類を知っている人は限られていました。ただ探し続けるといろいろ情報は入ってくるので、私とワイフが探している日本ではあまり珍しくないスピッツは、アメリカでは「Japanese Spitz」という呼ばれ方が一般的で、特定ブリーダーしか扱っていないということがわかってきました。

さらに絞り込んだサーチを情報に基づいて実行してみると、サンフランシスコ近辺でもいくつかのブリーダーがこの「ジャパニーズ・スピッツ」を育てていることがわかってきました。漠然とした情報から具体的な情報に絞り込めるとサーチ結果は大きく変わります。自前のサイトを持っていたのは一軒。犬の売買情報サイトが一軒。サイト上の問い合わせに連絡先を書き込んで連絡を待つことにしました。

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2009年6月 2日 (火)

小犬とSF地区住宅事情とマインドセットー1

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アメリカに10年以上住んでいてすべてとは言わないまでも生活するのに必要な知識と情報はもちあわせているつもりでも大間違いをして散々な目にあったりあやうく生活や日常がおびやかされるできごとに1年に一度くらいは遭遇します。もっともアメリカに住んでいないで、日本に住んで何をしていようとこういうことは起こるのかもしれません。ただ、他国に住んでいるという意識があるので、ものごとに対して敏感になっていることは事実だろうと思います。神経が疲れる話ですが、なれてしまったのも事実ですし、自国にいるのと違って実感がなまなましいので生活とビジネスのノウハウがつちかいやすいというところはあります。

これからお話しするのは実際にサンマテオ・カウンティに住んでいる私の家族に実際に起こった話で、少なくとも3つの視点から起こったできごとを観察できると思い、書いてみることにしました。今私が家族と住んでいるのはサンフランシスコ空港から車で10分くらいの場所に位置するサンマテオ市とバーリンゲーム市の境です。去年の10月にバーリンゲームのアパートから現在の一軒家に引っ越しました。賃貸です。場所、物件、賃貸料と気に入りましたので、今までのアパート暮らしを引き払って一軒家に移ることにしました。

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アパートと一軒家の違いですが、アパートに住み続けていたのは安全性の面で一軒家よりもアパートの方がよいということ、アパートは引っ越しする際にあまりうるさいことを言われずに済むので便利だと言うことがあります。アパートであれば外部からの不法侵入に対する対策は基本的にとってありますし、セキュリティは貸し主の責任になります。また何か起こった時にヘルプ!をもとめられる人たちが同じ建物の中にいるということもあります。対して一軒家はセキュリティは借り主の責任になりますし、ヘルプを求めるのもアパートほど簡単ではないですが、オフィススペースと打ち合わせスペースが必要になって来たので、引っ越ししたというのが背景でした。

住んでみるとやはり一軒家の方が快適です。ベッドルームの一つをオフィスにしましたので、夜中まで家族にあまり気兼ねせずにパソコンで書き物を続けたり、日本とスカイプで国際通話したりできます。車庫もありますから自動車に何か起こることを心配する必要もありませんし、タバコを吸うのにエレベータで一階まで下りなければならないこともありません。人がきたらオフィスで打ち合わせもできますし、リビングで笑談しながらくつろぐこともできます。

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そういうわけで、全体的にこのサンマテオの賃貸一軒家は気に入っていました。大家さんにもおおむね静かだし、きちんと賃料も払ってもらえるのでいい借り手に入ってもらったと言ってもらっていました。ところがですね。ちょっとしたできごとから散々な目に遭うはめになるのです。

蛇足ですが、今回のできごとはいくつかの視点から見ることができます。ひとつはアメリカペット事情。アメリカはペットを飼うのはまったく制約がないと思っていますよね。もうひとつはサンフランシスコとベイエリアの現在の住宅事情。家の価値は下がり続けている筈ですよね。ニュースによれば。本当にそうでしょうか? 最後にできごとに対する対応するためのマインドセット。感じ方とそれに基づく対応の仕方によって結果は大きく変わります。

 

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